言霊詩−コトダマノウタ−
 言霊遣いの想いを込めた詩       どうかその魂で受け取ってください
擬態
「どうせ私なんか」と言う

「私には出来ない」

「あなたには出来ても」

「どうして私だけが」

弱者ぶって被害妄想のナマケモノ

同情して助けてもらえるのは初めだけ

飽きられ捨てられ見放され

それでもまだ

「どうせ私なんて」と言う

退化して手も足も無くなったら

それでもまだ

「私は何もしていないのに」

言い訳を繰り返すつもりなのですか?

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

救済
あなたがた全てに語れる程の言葉はありません

皆を包める程の腕の長さはありません

出逢う人全てに微笑む程強くはありません

私が救いの手を伸ばす事を期待しないでください

救いが欲しければ殻の中で腐らないで

せめて私の前まで来てください

救って欲しがる人程

自分では動かないものなのです

失恋
告白する勇気がなかった

ただそれだけの事

掩蔽
辛すぎた想いも

果てない渇望も

叶わなかった願いも

過ぎく時と共に

平穏な日々に埋まってゆくのですね

逆考
「私には出来ないわ」

そう言うあなた

「あなたに出来るのなら私にも出来る」

そう考えてみませんか?

いつしか
いつしか人は

優しさを忘れてしまうかも知れない

いつしか人は

思い遣りすら出来なくなるかも知れない

いつしか私たちは

愛と言う言葉すら喪くしてしまうかも知れない

そんな世界にだけは

私は住みたくないのです

広い道
急いでいる人に道は譲ればいい

自分は急がなくていい

広い作られた道を飛ばすばかりが進み方ではない

細い路地

道とは言えない道

そんな場所でも進んでみるといい

広い道を進む人達には決して見ることがない風景

それを見ることが出来る

他人と同じ道なんて進む必要はない

自分が進みたい方向

自分が見たい風景

探しながら進んでいく方が何倍も楽しい

同じ進むなら

見たい景色を見ながら進むのがいい

広い道は譲ればいい

ゆっくりと自分の歩幅で進めばいい

その分きっと沢山の事が得られるはずだから

ウタ
古い古い歌を口ずさむ

あなたの口元 少し乾いてる

どこかで聴いた旋律は甘く切ない

来て

その唇を潤してあげる

来て

歌うあなたを抱きしめたいの

乾いた唇

渇いた心

その旋律は私の瞳から心を溢れさせる

来て

この流れる雫で

あなたの乾きが癒されるのなら

側へ来て

その旋律を

口移しで教えて


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