言霊詩−コトダマノウタ−
 言霊遣いの想いを込めた詩       どうかその魂で受け取ってください
使者
宙空の城に冴え冴えとかかる月は


物語からの使者


星々が見つめるさなかに


進行方向を見定めている


あなたはその月に


どの方向へ導かれるのでしょう?





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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

日常風景
自動改札を抜けると


そこは異世界


機械みたいに足早に歩く人間と


どこに繋がっているかわからない


地下の入り組んだ迷路


紛れ込んだ君は


機械に取り囲まれて


機械のように


今日も一日働くんだね


お疲れ様


せめて僕は


帰ってきた君を


アナログで迎えよう


君が心まで機械になってしまわないように



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彼女
ようやく心が決まった


怒らせることもあるだろう


泣かせてしまうかもしれない


だけど自分で彼女を幸せにしたくなった


問題は


付き合いが長すぎて


何も望まなくなってしまった彼女に


それをどう伝えるかだ


何より今が正念場だと


自分に強く言い聞かす




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自慢
そんなに自慢の彼女なら


今度紹介してくださいよ


可愛くて仕方がないのでしょう?


ほら、みんなもそう言っているじゃないですか


自慢する場所を間違えましたね


ここは、悪友の集まりですから


悪いことも一緒にやった仲間です


不都合な過去も皆知ってます


あちらに泣きそうな顔をした女がいますよ


こちらには舌舐めずりしている男がいますし


彼女を紹介しなくては場も収まらないでしょう


私はあなたの大切な


彼女の無事を祈ることにしましょうか





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