言霊詩−コトダマノウタ−
 言霊遣いの想いを込めた詩       どうかその魂で受け取ってください
melody line
緩やかなメロディ

懐かしさと切なさを

記憶の箱から呼び戻す

繋がる思い出は

甘やかで

涙の香りがする

記憶と旋律は

螺旋に繋がって

遺伝子のように

記憶に刻まれ

聴く度に感傷が小波となる

懐かしい旋律

色褪せた思い出

永遠を刻んで

こころの奥を掻き乱す
siesta
あなたの膝で微睡んで

額に乗せられた掌の感触を

夢の中のように受け止める

外の暑さと裏腹の

涼しい室内は

微睡みを深くして

ゆっくりと

私に重なるあなたの躰すら

幻のよう




熱愛
恋に似てる

夏の暑さは

汗ばんで

熱を持ち

思考力すら奪い

喉は枯れ

言葉を探せず

朦朧と

霞んだ視界で

憧れを見上げる


距離感
いつの間にか

遠くなってしまったね

今も変わらず

あなたを想うけれど

体が離れたら

心の距離は測れない

せめて言葉で

距離を示して・・・
旅立
あなたの知らない遠くへ行きます

新しい私になるため

あなたに縋ってしまう

私を棄てるため

あなたが私を探せない

そんな遠くへ旅立ちます
もうすぐ

見納めになる

あなたの笑顔

離れても

笑顔だけ

思い出せるよう

どうか

最後まで

笑顔でいてください
あなたと私を縛る物

私が乗り越えられない物

あなたが取り払えない物

そして二人は

世間という名に踊らされ

離れていくしかない

手をつないで
温かな手に引かれ

歩いていた幼少の頃

その安心感が

何よりも好きだった



側にいるあなたは手をつなごうとしない

二人が触れる時

あなたが私を愛する時

それ以外の触れ合いはない

そこに安心感はない

私はただの道具だね

言いかけて飲み込む

せめて

このひと時

最後だけでも

手をつないで

空っぽの愛の言葉は要らない

ただ包み込んで

優しく手をつないで

それだけで

しばらくは一緒にいられる

指を絡めて

包み込んで

手をつないで

あなたの心を示して

そして

私を安心させて

あなたにとって

それぐらいの価値はある私だと

嘘でもいいから

安心させて

言葉にならない想い

切ない指が

シーツを掴む


テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

安心感
不思議だわ

華奢に見えるあなたなのに

ほら

私を抱く腕は逞しい

寄り添い頭を乗せる胸は厚い

安心して身を預けていられるの

あなたでよかった

あなたでよかった

あなたの腕にいるのが

私でよかった

今日もその腕で

私を強く抱きしめて
送想詩
逢わなくなって

音信が無くなって

どれくらい経つのだろう

元気な笑顔を振り撒く人

悩みを感じさせない人

蔭でそっと涙を落とす人

誕生日には花束を

カードも付けずに毎年贈る

優しい誰かと暮らしている人

家族が出来て幸せだといい

私の願いは花束の中

想いを着飾る文字は要らない

伝わらなくていい

ただ

幸せを願う花束を

これからも受け取って欲しい

そしてまた一年

心から幸せを願っています
性愛
体が欲しいの?

魂の無い脱け殻でいいのなら

お好きなだけ

心ゆくまで

愛して下さい